January

1st
お久しぶりです

まる一年ご無沙汰してしまいました。もしかしたら時々このサイトを覗いてくださっていた方もいらっしゃるでしょうか。
この一年は、修士論文を書いて、大学院を終了して、働き始めたり引っ越しをしたり、なかなか落ち着かずにずっとバタバタしていました。 環境の変化に適用するってすごく時間がかかりますね。今の生活になってからもう何ヶ月も経つけど、まだ馴染めたのかよくわかりません。
今の職場では、毎日新しいことを学べて、もっと知りたい、出来るようになりたい、と思うことばかりで、とても充実しています。 一方でまだまだ頭数に入るほどの仕事はできないのでもどかしい気持ちも強いです。 また、大学院でやっていたこととは少しだけ離れてしまったので、よく寂しくなって大学の頃のノートや教本を読み返したりなんかする日々です。
趣味での漫画の執筆活動については、「箱」シリーズと呼んでいる、どこかの島の学生さんたちの話を何作かかきました。 新しい環境で新しいことを学ぶ中で、自分が知りたいこと、綺麗だと思っていることについて自然とよく考えたので、漫画もそういうお話が多くなった印象です。 またこちらのサイトにもあげますので、よかったら見てやってください。 今年はまた新しい、少し長い漫画を描き始められたらいいなと思っています。大きな厄災に立ち向かった後のぼろぼろになった国の王族や勇者のお話です。

今年はまた日記を更新したいと思って、一昨年のものを流用して即席でページを作りました。 おいおいまた工夫したページにしたいな。そもそもこのサイト自体もなかなかめちゃくちゃな作りをしているので、一度綺麗に作り直したい気持ちがあります。
日記にカラーイラストをつけてみたり、タイトルをつけてみたり毎年テーマを決めていたので、今年は日記のたびに「その日綺麗だと思ったもの」を一つ書くことをテーマにしようと思います。 全然毎日更新できるとは思っていないのですが、一月に一回なら12個、一週間に一度更新すれば50個くらい綺麗なものが集まるわけです。そう思うとすごい。

今日読んだ「影追いの街」という短文集に、
喫茶店の紫のテーブルで待ち合わせと言われ、行ってみても青いテーブルしかない。 仕方なくそのうちの一つの席について時間を潰していると、窓の赤いガラスに傾いた日の光がさして、テーブルが紫色に染まった。

というような描写があって綺麗でした。 今日は美味しいおせちを食べて一日ぼんやり過ごして、日がのぼって日が落ちるまで、陽の光の角度が少しずつ変わっていくのを窓から眺めて楽しむことができたのでよかったです。